マリノス NEWS
 8月24日(日 第22節(H)「札幌戦」(1−0)勝利☆・・・小宮山ゴール♪  

先発メンバー
(哲・小椋・ボンバー・裕介・ハユ・河合・マツ・小宮山・兵藤・坂田・功治)でした。
サブメンバー
(秋元・田代・宏太・健太・ロペス・学・大島)でした。




●木村浩吉監督
「試合前から雨が降っていて、もっとピッチが良ければ、もっといい攻撃の形がつくれたと思う。
前半の立ち上がり、札幌があれほど前から来るとは思わなかった。ウチも立ち上がり10分ぐらいは前からプレスをかけていこうと指示していたのだが、押し切られてピンチが訪れた。あの10分、15分間をしのいだのが大きかったと思う。
その後、前半15分過ぎからボールを支配できたのだが、形はつくれてもスリッピーなグラウンドにフィニッシュがいまひとつ。コーナーキックも精度が足りなかった。
ハーフタイムで、このリズムは札幌のものかもしれない。もう一度、相手は立ち上がり来ると思うので、そこをしのいだらこちらのリズムになるという話をした。
1点取ったら勝てると思っていた。ただ1点取った後、終了間際までは2点目を狙いに行けと話していたのだが、気持ち的にちょっと守備的になってしまった。ロスタイムを含めての4、5分間は定石どおりにボールをコーナーに持っていった。
追加点を取って2、3点取れたかなというゲームだが、そこは下位チームの宿命だろう。でも、やはり勝ち点3は大きいと思う。
札幌はフッキがいたときのヴェルディのような外人3人で攻めてくるのは分かっていたので、特にウチが攻撃しているとき、この3選手をうまくマークしろ、出来たらサンドしろと指示していた。100点とはいかないかもしれないが、ほぼ出来ていたと思う。
僕が目指しているのは2点以上を狙うサッカー。相手も攻めてくるし事故もあるしから、ゼロで抑えるのはなかなか難しい。2点取られても3点取れることを目指したいとスタートした。時間がかかることなので、監督に代わってすぐは出来なかったが、だんだん出来つつはある。今日のように、勝ち切ろうと思っても守備的になる部分は、やや不満ではあるが・・・。
河合と松田のダブルボランチは、札幌の外国人選手対策の面はもちろんあった。でもそれだけではない。河合と松田以外の組み合わせも練習で試していたのだが、やや守備の意識が薄れてしまう傾向があった。河合と松田には、守備的にやれと言っているわけではないのだが、自然に守備の意識が高まっていく。今日のゲームの前半は2枚並んでしまったので、どちらか1枚は前に出るように指示をした。そこから、ビルドアップが良くなったと思う。
これから、まだ順位を上げて行きたい。チームの雰囲気はいい。僕が何をしたというわけではなくて、選手同士がいい緊張感を持って、よくコミュニケーションを取ってくれている。そこに僕がスパイスを効かせているだけ。キャプテンや選手会長に感謝しています。
齋藤は、まだ高校生で夏の間しか一緒に練習はできない。2試合前もメンバーに入れたが、あの試合では僕にちょっとした勇気がなくて使ってやることが出来なかった。今日は流れ的にも、もう1点いけそうだなと感じたし、アップのときの表情にもやる気が出ていた。僕はメンバーは3枚を使うことを基本に考えているので、流れ的に使えた。彼は自分で打開できる選手なので、大事に育てていかなければいけない選手だ。けれども体が小さいので、先発で起用するには札幌の大型のDF相手にどこまで出来るかというのはまだ未知数だった。物怖じしないでプレーしていたので、今日の評価は良い。またチャンスがあれば使ってみたい」
●河合竜二選手
「相手は立ち上がり攻めてきて、ウチは対応が遅れて下がってしまった。俺ら(ボランチ)がもっとアプローチしていれば、流れを早く引き寄せられたと思う。今日は久しぶりに中盤のボール回しで楽しめたと思う。マツさん(松田)とはプライベートでも仲がいいし、同じポジションでやって勝てたのはすごくうれしい。今日勝ったのは、マジ、デカいです。久々に16位を抜け出せたし、自信にもなった。プラス以外の何物でもない。次の大宮戦も、引き締めて勝ちにいきたい」
●坂田大輔選手
「今日は、ヒデオ(大島)が先発じゃなかったし、ターゲットがいない分、ロングボールは蹴れないので、かき回して行こうと思った。相手はどんどん前に蹴ってくるし、プレッシャーもあまりなかったが、どうすればチャンスが作れるのか、ずっと考えていた。決められそうなチャンスもなかった。でも、勝ててよかった。小宮山さんの“出家ゴール”様様です(笑)。(齋藤学は)いいね! 途中から入れば、相手もすごく嫌がるだろう」
●田中裕介選手
「コミ(小宮山)のゴールで点を取った直後、パスが弱くて取られてカウンターになる場面はあったが、それ以外は相手の攻撃を遅らせることはできた。前に2人(松田・河合)がいることは、ディフェンス面でデカいです。これまでもゼロに抑えられる試合は何度かあったが、セットプレーなどでやられていた。今日に限っては、セットプレーでも集中できたし、ホームゲームということもあり、結果につながった。全員でゼロに抑えれば勝てる。今日勝っても、次に負けたら意味がない。次の相手(大宮)も今日負けたので、必死にくると思う。アウェイなので勝点を取ることは難しいが、一丸となればできるはず」


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